【車旅12日目】江戸情緒と絶景と名湯をめぐる、飛騨エリアの癒し旅|高山・巌立峡・下呂

長年暮らした西表島を後にして、新たに夫婦で車旅を始めた嫁のSarahです。
2023年の春分の日に籍を入れお互い無職の新婚夫婦車旅へ出発。
少しずつ貯めていた100万円で無計画車旅がどこまで行けるのか、訪れた場所、費用などをこれからご紹介していきます。
前回の記事はこちら↓
今回の旅は前回に引き続き友達と合流した3人旅の2日目。白川郷を出発し、巌立峡→飛騨→下呂温泉へと向かいます。
(車旅の記録 2023.5.17)
江戸時代の面影が残る、飛騨高山の古い街並み

白川郷の宿を出発してまず初めに向かったのは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「飛騨高山の古い街並み」。
江戸時代から残る町家や造り酒屋などが立ち並び、歴史と伝統を感じさせる風情ある街並みが広がっています。

街並みには飛騨高山の伝統工芸品を扱う店や、飛騨牛の握りや串焼きなどのご当地グルメも充実しているので、食べ歩きしながら散策を楽しむことができます。
また高山といえば地酒の街としても知られており、中には江戸時代創業の造り酒屋も。お酒好きな方は、好みに合う日本酒を探すのも旅の楽しみ方の一つです。

飛騨高山に来たらやっぱり味わいたいのが飛騨牛!美味しそうなお店がたくさんあって迷いましたが、私たちは「飛騨牛の握り」をいただきました。
昨晩の「飛騨牛の朴葉味噌焼」も絶品でしたが、この握りはまたとろけるような美味しさでほっぺが落ちるほど。ここでしか味わえない贅沢な一品なので、訪れたらぜひ堪能してみてほしいです。
【観光情報】
- 時 間:9:00~18:00頃
- 店休日:火水が多め
- 駐車場:有料の市営駐車場有
- 所在地:岐阜県高山市上三之町ほか
※各店舗によって異なります
火山の力がつくり出した自然の神秘「巌立峡」

飛騨高山を出発して車で45分ほど。
岐阜県の指定天然記念物である「巌立峡(がんだてきょう)」に到着。およそ5万4千年前御嶽山の噴火によって流れ出た溶岩が冷え固まり、巨大な崖となった場所で、日本最大級の溶岩流断面を見ることができます。

高さおよそ72m、幅120mにも及ぶこの断崖は、近くで見ると圧倒的なスケール感。黒く切り立った柱状節理がびっしりと並ぶ様子は、まるで自然が彫った巨大なアートのよう。
エメラルドグリーンに輝く清流を横目に

遊歩道は歩きやすく整備されていて、陽の光でキラキラとエメラルドグリーンに輝く清流を横目にハイキングが楽しめます。川沿いを歩くので夏でもひんやり涼しく、木漏れ日や鳥のさえずり、川のせせらぎが心地良く、まさに癒しのスポット。

道中には大小さまざまな滝があり、私たちは「三ツ滝」を過ぎたところで道路に出て駐車場へ戻りました。さらに奥へ進むと「仙人滝」や「唐谷の滝」など、まだまだ見どころがあるそうなので時間に余裕がある方は奥までじっくりと巡ってみるのもおすすめです。
巌立峡へのアクセスと観光情報
所要時間の目安はルート次第ですが、ゆっくり歩いて1時間弱でした。
- 期 間:3月下旬〜12月中旬まで
- 駐車場:あり(無料)
- 料 金:協力金300円
草津・有馬と並ぶ日本三名泉のひとつ「下呂温泉」

下呂温泉は歴史ある温泉街
巌立峡から車で40分ほど走らせると下呂温泉に到着。
岐阜県下呂市にある”下呂(げろ)温泉”は有馬・草津と並ぶ「日本三名泉」の一つとして古くから親しまれてきた歴史ある温泉地です。
約1,000年の歴史を持ち、江戸時代には儒学者・林羅山がその効果と美しさを絶賛した記録も残っています。
お湯の特徴は、とろみのあるアルカリ性単純温泉。肌に優しく、入浴後はしっとりすべすべの美人の湯として特に女性に人気となっています。
湯ざわりがとてもなめらかで、まるで化粧水に使っているような感覚です。
下呂温泉の楽しみ方

下呂温泉の魅力は温泉だけじゃありません。
- 街全体が風情ある温泉街で浴衣でお散歩
- 飛騨川沿いには足湯スポットが点在していて、気軽に温泉気分を楽しめる
- 商店街ではご当地ぐるめや温泉まんじゅうなど食べ歩きができる
- 夜にはほんのり湯けむりが立ち上がり、情緒あふれる灯りと川の音に癒される
また、旅館やホテルの日帰り入浴も多く、宿泊せずとも立ち寄りで楽しめるのも嬉しいポイント。

私たちはチェックインまで時間があったのでホテルの駐車場に車を停めて、温泉街を散策。そしてそこでテイクアウトしたホットサンドとアイスコーヒーを飛騨川沿いで食べてゆっくり過ごしていました。
コーヒー好きな人にぜひ訪れてほしいお店【テイクアウト専門店 自家焙煎珈琲PERIGORD】
この日の宿「大江戸温泉物語下呂別館」に宿泊
今回泊まったのは、飛騨川沿いの高台にたつ「大江戸温泉物語 下呂別館」(旧湯快リゾート)。
屋上から見る夕暮れ時の下呂温泉街は優しい光に包まれたのどがな風景に見とれていました。
館内には内湯の大浴場や屋上の露天風呂のほかに、ゲームコーナーやカラオケ、漫画コーナーもあり、子供連れのファミリーはもちろん、大人同士でも十分に楽しめる設備が整っています。
夕食・朝食ともにバイキング形式で、飛騨の食材を使った和洋中さまざまな料理がずらり。気にせずたくさんの種類を好きなだけいただけるのはありがたいです。
ここは比較的リーズナブルで泊まることができるので、幅広い年代の方が楽しめる宿泊施設でした。
今回1枚も写真を撮らなかったのか残っておらず…心が悔やまれます。
実際に2人で使った金額

今回の車旅は飛騨高山→巌立峡→下呂温泉を回る旅でした。
- 観 光:600円
- 駐車代:300円
- 飲食代:3,480円
- 宿泊代:15,000円
合計19,380円でした!
(残り905,896円なり〜)
前日の白川郷でのかやぶきの宿とは違って、大きなホテルもお手軽に泊まれて楽しかったです。
次の記事は下呂温泉を後にして、馬籠宿(まごめじゅく)を通り、静岡県まで下ります。
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私たちが車旅を始めたきっかけはこちら↓