カヌー&トレッキングで行くピナイサーラの滝

カヌー&トレッキングで行くピナイサーラの滝

西表島に来たらぜひ行ってほしい大人気スポット、ピナイサーラの滝をご紹介します。

ピナイサーラの滝とは

西表島西部の船浦地区に位置する、沖縄県では落差が54mと県内NO.1である細長い滝です。

西表島の北部にある”テドウ山”の北に流れ出る”ヒナイ川”の中間に位置します。

名前の由来は見た通り、沖縄の方言で「白く垂れ下がった髭(ひげ)」

船浦湾にかかる海中道路や鳩間島からも見ることができます。

ツアーの服装や持ち物

ショップが貸してくれるもの

  • パドル
  • ライフジャケット
  • シューズ(フェルト)
  • 防水バック
  • レインコート(雨天時)

自分で用意するもの

  • 飲み物(水かお茶、スポーツドリンクなど)1.5l程度
  • 汗拭きタオル
  • 携帯防水ケース
  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • 虫よけスプレー

日焼けや虫よけのために露出を控えることをおすすめします。

濡れても〇、汚れても〇、動きやすい〇ものでしたら基本的には何でも大丈夫です。

女性の方は水着の上にラッシュガード、下は水陸両用レギンスなどで参加される方が多いです。

どちらも気にしない方は半そで半ズボンでも◎

カヌーに乗ってスタート!

ピナイサーラの滝はヒナイ川を登ったところにありますが、カヌー置き場は途中で合流するマーレ川の下流にあるため、まずは車で上原港から約10分かけてマーレ川の駐車場に向かいます。

駐車場でトレッキングシューズに履き替え、ライフジャケットを着て準備が完了したらカヌー置き場へ。

カヌー準備したら早速出発!

最初に入る”マーレ川”は、「くねくねと曲がりくねった川」

ジャングル感溢れる川を進んでいくと

遂にマングローブ林が両側に広がってきます。

このまま進むと左側が船浦湾、右側がヒナイ川と合流地点にぶつかります。

もちろん、右側のヒナイ川へ。

皆さんが”マングローブ”と聞いてイメージしやすい、代表的なヤエヤマヒルギ。

足の長い根っこが特徴です。

日本で確認されているマングローブの7種類全てを見ることができるのは、日本で唯一ここ西表島だけです!

すると前方に小さな滝が見えてきました。

安心してください、これはピナイサーラの滝ではありません!

大雨が降り、増水したときに現れる名もなき滝ですが、巷では”幻の滝”とも呼ばれています。

カヌーに乗り始めてゆっくりすすむこと30分、遂にピナイサーラの滝が見えてきます。

※この日は普段より少々増水しています。

このすぐ行ったところに係留所があり、そこからトレッキングになります。

トレッキングで滝上を目指す

滝上のルートの始めに立派な板根を持つ”サキシマスオウノキ”が迎えてくれます。

滝上のルートは最初の20分は急な山肌を人ひとり通れるくらいの整備されていない道を登っていきます。

所々手を使ったり、滑ったりする場所があるため十分に気を付けてください。

イメージとしては急な階段をずっと上がって行くため、涼しくても汗をかいたり息が上がってきてしまうこともあるので、無理をせず、こまめな水分補給と小休止を挟んでください。

登り切ったらあとは多少の昇り降りがありますが比較的平たんな道を10分程進むと川の流れる音が聞こえてきます。

約40分かけてピナイサーラの滝上に到着!

船浦湾やその先にある鳩間島を一望することができます。

柵が無いので、ギリギリまで攻めたり滝つぼを見下ろす場合は、落ちないように十分に気を付けてください!!!

滝の上流側は滑(なめ)を滑り流れている感じで、汗かいて熱くなった身体を冷やすために寝っ転がったり、小さな滝を浴びだり。

ランチは出来立ての八重山そば

ショップにも異なりますが、今はほとんどのショップがお昼は八重山そばを、その場で作ってくれます。

川の水で冷えた身体がまた温まります。

そして絶景を見ながら食べる八重山そばはほんとにおいしい!!

続いて滝つぼを目指す

滝上で八重山そばを堪能した後は、同じ道を降りていき滝つぼを目指します。

帰り道は下りなので行き程辛くはないですが、滑りやすいので気を付けながら降りていきましょう。

カヌーの係留所まで戻ってきたら、今度は係留所の左側の道を進んでいきます。

少し進むとまた素晴らしい景色が。

何か山の妖精が出てきそうな、苔の広がる景色ですね。

このまま滝つぼまでは15分程の歩いていきます。

滝上程の登りではありませんが、少し手を使って登る場所があります。

色々話しているとあっという間に滝が落ちる水しぶきの音がと思ったら到着!

間近でこの高さの滝を見上げるのは圧巻です!!

風があるとこの水しぶきが降りかかって、マイナスイオンたっぷり浴びれます。

滝つぼでも泳げます!滝下の岩から飛び込むことも◎

滝つぼにある大きな岩に登って記念撮影したら確実に映えます!

やはり海より川の水は冷たいので、暑い日に最高です。

滝つぼも満喫出来たらそろそろ戻りますか。

また同じ道を下って、同じ道をカヌーで帰ります。

ツアー中のトイレは?

マーレ川の駐車場や山の中はトイレ設備などはありません。

※最後のトイレは上原港です!

数年前までは決まったおトイレスポットでしてもらっていましたが、2019年4月から携帯トイレの使用が義務化されました。

携帯トイレはショップの人が用意してくれていると思います。

係留所

滝上、滝つぼ

写真には写っていませんが、手前にビニールカーテン、トイレの入り口には「入っています」「空いてます」と表示できる看板も用意されています。

完璧なトイレではありませんが、衛生面は以前よりも改善されたと思います。

西表島に来たらぜひピナイサーラの滝に

日帰りでも参加オッケーのピナイサーラの滝。

石垣に滞在で、八重山の自然を堪能したい方は、ぜひ西表島へ遊びに来てください!

きれいな海やおいしいパイナップル、かわいい天然記念物にも会えるかも!?