西表島に行く前に読むと役に立つ島情報
皆さん”西表島”ってご存じですか?
沖縄好きな方はもちろん、「イリオモテヤマネコ
」と名前だけなら知っている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな西表島に住んで3年目の私が基本的な情報をお届けします!
西表島と書いて「イリオモテジマ」と読む
皆さんは最初から西表島を読めましたか?
恥ずかしながら、私は沖縄を旅行するまでは西表島を”イリオモテジマ”と読むということに自信がなかった1人です。
沖縄の方言では
- 太陽が昇る=日の出=東で”アガリ”
- 太陽が沈む=日の入=西で”イリ”
と、読みます。
石垣島の最高峰である於茂登(オモト)岳に対して、西表島の最高峰である古見(コミ)岳が「西のオモト」ということで”西表島”になったそうです。
西表島ってどこにあるの?
沖縄県の西部、八重山諸島内で石垣島の西側に位置する、沖縄県の本島に次いで2番目に大きい島です。
沖縄県だったんですね!(それぐらい知ってました?!)
住所は石垣島は沖縄県石垣市、石垣よりも離島の島々は沖縄県八重山郡竹富町となります。
なので西表島は竹富町に属します。
西表島の右(東)には石垣島、真上(北)には鳩間島、下(南西)には波照間島、左(西)には台湾があります。
参考までに、
【飛行機】
- 那覇空港→石垣空港:約1時間
- 羽田空港→石垣空港:約3時間
- 関西空港→石垣空港:約2.5時間
【バス】
- 直行便:約30分
- 経由便:約40分
【高速船】
- 石垣港→大原港:約40分
- 石垣港→上原港:約50分
ですので、那覇や内地(沖縄県外の都道府県)から西表島に行くには、飛行機の時間や船の時間によって、1日では辿りつけない場合がありますので、旅行のスケジュールを立てる際は、十分に時間を確認した上でのプランを立てることをおすすめします!
西表島の気候は?
島の9割がジャングルの西表島は、1年の平均湿度が70~80%で梅雨時期なら90%の日もある亜熱帯地域になります。
1年のほとんどが夏のような気候の西表島の気温は
- 4~10月:28~30℃
- 11,3月:25~28℃
- 12~2月:18~20℃
気温はあくまでも平均で、よく観光客の方から南の島は年中暖かくていいですね!と言われることがありますが、冬場は北風がよく吹くので内地の寒さほどではないですが、とっても寒いので、”常夏”ではないんです。
クリスマスは真夏日で水着で過ごすなんて年もあります。
基本的には1年のほとんどが半袖、短パン、サンダルで過ごせますが、長袖を持ち歩くのをおすすめします。
真夏のめちゃくちゃ晴れて暑い日でも室内や特に高速船内は島人でも長袖を羽織らないと乗れないくらい船酔防止のために冷房ガンガンです!
しかしこっちに住んで思うのが、気温は気温でも、風向きや湿度によって体感温度はかなり変わって感じます。
北風の時は冷たい風、南風のときは生暖かい風が。
そして南国特有、天気予報はなかなか当たりません…
朝はピーカンでも急なスコールなんて当たり前。
逆に大雨が降り続いていたのに午後はケロッと晴れたり。
そんなコロコロ変わる天気のしまだからこそ持ち歩く長袖を雨でも対応できるウィンドブレーカーやカッパなどにしたらいいと思います。
西表島の行き方・料金
西表島には南側(東部)にある大原港と、北側(西部)にある上原港と2か所の港があります。
この港間は車で約1時間程ありますので、どちらに行くか注意してチケットをお買い求めください。
船会社は2社
- 安栄観光
- 八重山観光フェリー
どちらかのカウンターで同料金でチケットを購入でき、どちらの運航する船にも乗れるので、船に乗れれば問題ない方はどちらで購入しても大丈夫です。
- 大原港→片道:1,600円、往復:3,040円
- 上原港→片道:2,090円、往復:3,970円
安栄観光さんの運航状況ページはこちら
http://www.aneikankou.co.jp/#liner-point
大原港と上原港どっちを買えばいい?
ツアーに参加する方や宿に向かう方など、初めから行き先が決まっている方なら島内のショップや宿の多くはスタッフが迎えに来てくれるので、「〇原港に来てください」と説明してくれると思います。
個人で宿や、観光地に向かう方などはどちらに行こうか悩みますよね。
同じ島内でも、港間は車で約1時間あり、反対側の港に行く交通手段はレンタカーか路線バスです。(レンタバイクやレンタサイクルもありますが、約40㎞です!)
また、路線バスは1日4便しかありません。
西表島の路線バスはこちら
https://www.iriomote.com/web/access/bus/
長期滞在やのんびり旅の方はいいと思いますが、あまり時間に余裕がなく効率よく周りたい、「ここは行きたい!」というスポットがあるなら、地図を見て大体どちらの港寄りなのかで決めるといいです。
あとはお金はかかってしまいますが、レンタカーを借りると大変便利です。
船は必ず動くの?
よく聞かれますが難しい質問です。
というのも、天候や風向きだけでなく、海上状況にもよって変わってくるからです。
天気がコロコロ変わるので、急な欠航もよくあります!
大原港行きの航路は台風などの暴風雨でない限り、比較的運航しています。
問題は上原港行きです。
11~2月の西部の冬場は、北風が強く、海上も時化るのでほとんどが欠航になります。
月で数えるくらいしか運航しない年なんかもあります。
では上原港が欠航したら、西部地区に行くにはレンタカーや路線バスしかないのでしょうか?
上原港→欠航×、大原港→運航〇
前述で冬場はこのような状況が多いと書きましたが、夏場は運航しやすい上原港も欠航することは度々あります。
では、上原港が欠航したら西表島に行けないの?
いえ、大原港が動いていれば、西表島に入島することができます。
そこで西部地区へ行きたい方は、
上原港行きのチケットを買うと、無料送迎バスで西部地区まで乗せて行ってくれます。
この場合はいくつかの条件や注意があります。
- 大原航路でも、上原港行のチケットを購入すること。
- チケットを購入する際に、「無料送迎バスを利用したい」という旨を伝え、当日限りのバス券をもらうこと。
- 船は共同運航のため船会社関係なく乗船することはできるが、無料送迎バスは会社ごとでしか乗れないこと。
- 船毎便無料送迎バスは運航していないこと。
無料送迎バスの時間は、直接石垣島離島ターミナルでもネットでも確認することができるので、ぜひ活用してみてください。
あとは西表島に行くべし!!
以上が最低限の西表島基礎知識です。
今まで知らなかった西表島が少しは近づいて見えてきましたか?
この記事を読んで西表島に来てくれたら最高に嬉しいです。