屋久島にプチ移住 家守として古民家で暮らす

屋久島にプチ移住 家守として古民家で暮らす

長年暮らした西表島を後にし、次の移住先を求めて車旅をしている新婚夫婦のSarahです。

そんな私達は今 屋久島に辿り着き、年明けまで家守することになりました。

みなさんは”家守“って知ってますか?

田舎ではよくある話みたいですが、私は屋久島に来て初めて知りました。

この記事では実際私達が体験した”家守”について

  • 家守としての暮らし
  • 実際かかった費用
  • 屋久島の家事情

などをご紹介します!

家守りとは?

屋久島には「家守(やもり、いえもり)」と呼ばれる面白い制度というか、習慣があります。

この家守とは、文字通り家を守る人=家主が不在中に家を見る人の事。

元々日本中、海外など色んな所を旅して移住してきた人が多いこの屋久島。

島に家があっても他の場所にも家を持つ二拠点生活する人や、家はあるけど長期の旅に出る人も多く、

私達のようなノープラン旅人にはとっても有難いシステム。

基本的に友達や人伝、SNSで募集をかけているようです。

いくら家に住んでもらいたいと言っても、見ず知らずの人にはなかなか難しいのもわかりますよね。

あまり期待しすぎずにご縁が訪れることを待ちながら、のんびり屋久島での遊びがスタートしました。

屋久島でバンライフがおすすめ

屋久島に来たのはお盆前の8月11日。

島ではお金をかけずに可能な限りロングステイしたくて、13時間の船旅貨物船はいびすかすで車ごと乗り込みました。

この島に来て、内地では意外と車中泊する場所を探すのが日々の悩みの1つだったことに気付かされます。

屋久島は高いお金を払い貨物やフェリーで車をはこばなければなりません。

短期間の旅行なら車を持って来ないで、宿泊費を払った方が安く済みます。

よって車中泊する観光客が少ないので、お盆期間でも寝床がかぶる事はありませんでした。

普段窓にはプラダンをはめ込み、フロントガラスはカーテンを閉めていますが、それもせずに寝れました◎

都会のような騒音はなく、静寂な夜に目を覚ますとフロントガラスからは満天の星空。

屋久島で長期滞在するなら車中泊おすすめです!

1番目の家守

屋久島には西表島で出会った友達カップルが住んでいるので、まずはその友達の家周辺で車中泊しながら海や川でのんびりした毎日を送っていました。

すると、友達がこんなことを言い出します。

「この島には家守っていう、家主が不在の間に家に住んでくれる人を募集する習慣があるんだよ〜」と。

車中泊も苦では無いですが、そろそろ屋根のあるとこで暮らし、料理もしたいのが現実。

私達にとってはかなり嬉しいシステム♡

あとはタイミング良くその家守の募集があるかどうか。

こればっかりはタイミングだから気長に待とうと思いながら遊んでいると…

早速教えてくれた友達から、

「友達が長期間空けてるから住めるかわからないけど、良かったらどうぞ!」

という情報をくれました。

ここの家主とは連絡だけ取り、早速お邪魔すると…

なるほど!

梅雨前から家を空け、窓も閉まっていたのでカビの香りとなかなか淀んだ空気。

屋久島の梅雨は住人も嫌になるほど湿度が高く、家中の物がカビるらしい。

よく”家は住んでいないと朽ちる”と聞きますが、まさに実感した瞬間でした。

そんなことはさておき私達はまずひたすら拭き、掃き掃除をして3時間。

空気も綺麗な住めるお家に!!

(提供してもらってるのにこんな言い方すいません!!)

今後床や天井の修復は必須なものの、とっても素敵な古民家でした。

久しぶりに電気や水道、トイレにも困らず、屋根のある場所での暮らしにとても感謝です。

旅から帰ってきた家主(夫婦子供4人家族)と初めてお会いした時、とっても温かい優しい家族で改めて感謝で溢れました。

私達もこんな素敵な家族になれたらいいなと思いながら家を後にし、また車中泊生活に戻ります。

2番目の家守

1家族目の家守を終えると、次にまた友達から家守情報が!!

次なるお家は猫ちゃんのいる素敵な木のお家。

ここの家主とも初めましてで、お互いが気持ち良く暮らせるように、事前にお会いして話を聞きました。

ちなみにここの家主さんはベジタリアンだったので、家には動物性の物を持ち込まないで欲しいとのことでした。

私達はお肉も好きで食べますが、ベジライフに興味があったので良い機会ということで引き受けさせてもらいました。

そして猫ちゃんとの3人暮らしが始まりました。

家の内装、テラス、立地などめちゃ素敵な上に、甘えん坊の猫ちゃんがいる暮らし。

なんて最幸なのでしょう!

ここの家主とも今は仲の良いお友達になりました♡

3番目の家守

2家族目の家守中、今度は次の家守募集情報が!!

何というタイミング!!

しかし、9月の頭から年明けまで家主さんが北海道へ行くのでその期間が条件。

正直、年明けまでは長いなぁ〜…

私達は4月から車旅を始めていて金銭面的にも、移動しながらの生活の疲労もあり10月頃には実家に帰ろうとしていました。

なのでせっかくのご縁だけど見送るつもりでいると、家主さんが

家守の件は置いておいて、お家も見がてらお話ししましょう

と家に招待していただき、少し離れたところに住むパートナーの方も一緒に、4人でお話しすることに。

明日の予定も決めていない私達だからこそ、年明けまでの予定をこの2,3日で決めなければいけない事に抵抗がありました。

一旦家に持ち帰り、旦那さんと話し合って、

住みたいと思ってるんだから、移住の体験として今でもいいんじゃない?

なかなかこんなチャンスは無いよね!と一致(半分私の方が強引でしたがw)

こうして長期間の家守をさせてもらうことにしました!

家守するときのお金は?

始めは私も気になるとこでしたが、これはそこの家主さん次第なので何とも言えません。

家主と家守が気持ち良くいけるように、ちゃんと話すことが大事だと思います。

参考までに

  • 1家守目は3泊4日→無償
  • 2家守目は10泊11日→7,000円
  • 3家守目は4ヶ月ちょい→月13,000円程(光熱費)

家守させてくれた皆様、本当に本当にありがとうございます。

屋久島の家事情

一見同じ世界遺産の西表島と似てるのかと思いきや、暮らしは全然違います。

トイレ

ほとんどの家の作りは木造で、トイレは汲み取り式(ボットントイレ)。

私も心配していましたが、臭いとか全然気にならないお家ばっかりでした◎

普通の水洗トイレよりも遥かに水を使わないで済むので環境にも経済的にもとてもeco。

汲み取り代:4,000円くらい

ガス

屋久島はプロパンガスが主流で、なかなかの高額。

よってガス台では無くカセットコンロで料理をしてる人が多いです。

実際に家守した3件ともカセットコンロでした。

自分でどれくらい使用していくらかかったか確認してないので実際のところはよくわかりませんが、

プロパンガスよりは安いから皆んな使っているのだと思います。

ガスボンベ代:5本(3,000円)くらい

お風呂

お家の中にお風呂があるのは今住んでいるところだけでした。

シャワーの無い友達は、夏は海水浴場にある水シャワーで、冬は温泉に行くのだそう。

1、2家守目のお家は家の外にあり、森の中で開放的なシャワーでした。

お風呂のお湯は灯油を使っているみたいです。

屋久島には温泉があるから、家にお風呂が無くても助かりますね。

水道

日本一雨の降る島と言われるだけあり、他の地域よりも水道代が安く、2人暮らしでも月2,000円前後で収まることも。

(※家でお風呂貯めていなかったり生活の仕方にもよります)

水道代:1,500円くらい

実際の月の光熱費

  • 電気代:2,500円程
  • ガス代:3,000円程
  • 水道代:1,500円程
  • 汲取代:4,500円程
  • 区 費:1,200円

もちろんライフスタイルによって変わってきますが、参考にしてみてください。

ここで暮らしていきたい

4年半暮らしていた西表島の海は珊瑚礁やマングローブが日本一と自然が豊かな島です。

もちろん大好きな島ですが、暮らすとなるとなかなか難しい場所。

なぜなら観光業が主となる西表島では自分で商いをしなければいけなかったり、住居(土地)も不足しています。

我が家を建てるなんて言ったら土地もなければ莫大な資金が必要に。

私達は将来お金を稼ぐために時間を使うのでは無く、小収入で小支出の暮らしを目指しています。

今この瞬間を大事に暮らすことが屋久島では可能なことがわかりました。

もし将来子供ができたらこの豊かな大自然の中でのびのびと遊び、私達も一緒に大事な時間を過ごしながら成長していきたいと思っています。

まだ自分たちの家が見つかっていないので、この先どうなるかはわからないですが^^

これからの人生がとてもワクワクします!

みなさんも人生楽しく遊びましょう!

最後までありがとうございました。